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![]() もー、機械ってイヤ!コンパクトのほうが色、ちゃんと出てたじゃん、とかぶつぶつ言いながら(笑)。 色完全再現となると、もうプロのお仕事ではないかと思うので、おおむね雰囲気が伝わるであろう 現レベルにて、ひとまず終了。かなりの数のアンティークレースを撮影したものの、まだまだたくさん 撮らねばならないものが残っています。 ふぅ~。 現行品のレースと違って、古いものにはしみもあり、小さなほつれも時にはあり。 色は生成りなどが多いのですが、もともと白かったものもあるのでしょうか。 手触りもやわらかく、古い箪笥のにおいがします(笑)。 運がよければ何メートルかまとまって手に入るけれど、だいたいハギレの状態で古い木や缶の箱から 出てくることが多いものです。そこをごそごそ探す。閉まっている箱は、ピンときたら開けてみる。 開けてみて、いい感じのレースが入っていたり、角が少し磨り減った不恰好な古い貝ボタンが出てくると 心の中で思わず 「やたっ!」と叫ぶ。 ヨーロッパに住み始めて丸11年経ちましたが、2年目くらいから自己流でカバンや服を作り始め、 途中なんやかんやと中断したものの、またなんとか本格的に再開することができました。 今足繁く通っている古物市へは、もともとそのための素材を探しに行っていたのですが、 今ではすっかり古物にハマってしまっている状態。でもやっぱり古布、アンティークボタン、裁縫道具 などには他の古物と少し違った思い入れがあります。 バルセロナの蚤の市、最近こういうものが徐々に見つかり難くなっています。 古物がだんだん減っている感はあるけれど、理屈で言えばかつて新しかったものも日に日に 古物化していっているわけで、質はともかく量だけは時代を追うごとに物質的に豊かになっているのだから 古物の数も自然と増えていっているはず...単純な話。 それでも蚤の市に出てくる「古くていいもの」が減っているように感じるのは、わたしの「古い」が リセットされず、どこか一ヶ所にとどまっているからなのかもしれません。 フランス人同僚、Elodieが最近レストアした ガーデン用折りたたみ式ロッキングチェアー。 彼女のブログ(フランス語)に わたしのpetit紹介(宣伝してくれてる?)が アップされていましたので 私もお返しに(笑)。 リンクはこちら。 彼女、もー古物に対する情熱がハンパじゃなく、 「死に行くものたちに第2の人生を与えるのよ!」を スローガンとして掲げておりまして、仕事は違えど わたしもその放射をびしびし浴びております。 Merci ! レストアの仕方・方向性もいろいろあるようで 古いものをそのまま古ぼけた感じに残したり、 木目や色、コンディションなんかによっては 鮮やかな彩色を施して全く違った感じに 仕上げたりというようなことも。 私は現代風のアレンジよりもワックスやオイルで 仕上げたり、塗装を故意に剥がしたような 「古ぼけ」風が好み。 彼女自身も本当はそうみたい なんだけど、仕事となるといろんな引き出しをもって いないといけないようです(自分にも言える...)。 これからフランスに出かけることも増えると思うので、フランス語の簡単な会話や数くらいは覚えたいと思っているのだけれど、彼女が古い塗装を剥がしながら「くそっ!」「くだばりやがれ!」「fu★k」なんていうのを毎日聞いていると、どうもそちら方面から先に覚えてしまいそうな予感...(笑)。 一店からの買い物点数を多くして、総額で負けさせるというのが私のよく使うテ(普通のお店ではやりませんよ!蚤の市の話です)。フランスのブロカントに行って思ったけれど、フランスでは、だいたい初めから適正価格(?)を提示されるみたいだ。で、負けてもそこから20~30%くらい。それ以上負けろとダダをこねてもどうにもならない。 フランス人同僚が言うには、フランス人は売るほうも買うほうも、そこそこ物の価値がわかっているからなんだそうで、お互い「まぁ納得」というところで値段交渉するらしい。 ところが当地、バルセロナの蚤の市は、最初に理不尽な値段を提示されることが多くて、そこからが勝負なのである。 最初に言われた値段を聞いただけで、この先の長ーい長ーい戦いが億劫になって 値切る気力が失せてしまうことがよくある。 そのくせ、同じものが2日後に別のおじさんの店にあって、半額になっていたりする(ここの蚤の市の仕組み上、ありうる)。でも扱いが荒いものだから、その2日の間に、どさっと傷が増えちゃってたりするんだけど。 そんなわけで、数を増やしておじさんの目をくらまそうと、店の隅々を目を皿のようにして探す。小さいものは特に単品で買うとふっかけられるので、もう血眼になって探す(笑)。そのようにして納得の値段まで引っ張るわけなんだけど、必死なものだから、見落としていたお宝に出会うこともよくある。 バルセロナはスペインの中では宗教的に比較的「冷めた」土地柄ではあるけれど、こういったものはそんなに珍しいものではない。わたしにとっての「お宝」とはちょっと違う。 なので、十字架のペンダントヘッドが出ていても、普段そんなに注意して見ることはない。「血眼状態」のときに見る程度だ。 でもこれを見つけたときは あれ、と思った。 十字架にどくろ。 家に帰って調べてみると、十字架刑の執行された「ゴルゴタ」という場所がヘブライ語で「どくろの地」という意味なんだとか。 わかる方にはわかる図案だったわけだけれども、イエスとどくろが同じクロスの上に一緒にいるのは、見慣れないだけに違和感を感じないでもない。 「悪」な感じのするクロスだなー、と思って家に連れ帰ってきたが、「悪」でもなんでもなかった(笑)。普通のクロスよりも、聖書の記述をほんのちょっとだけ多く説明しただけだったのね。 ![]() 週末、イースター休暇の始めに、フランスはトゥールーズに古いもの探して遠征してまいりました。 事前のネットによる調査とフランス人同僚の話では、この週末にわりと大き目の蚤の市があるとのこと。しかし、前夜泊まったホテルにて、どうやらそれは2週間前の話だったことが判明...。 もうひとつの心当たりのSaint Sernin聖堂のまわりにも行ってみたけれど、プラスチック製品や安衣類などの生活用品のストールばかりで、あとは家からガラクタを持ってきて売っている人たちが ぽっつらぽっつらいる程度...。 ガセだったか~。 同僚も蚤の市目指して、家族を巻き込んでの南仏旅行を敢行中であったので、彼女に「何もない」とのテキストを送ると(彼女もここに来る予定であった)、即座に返事が。 「ここから南に50キロほど下った小さな村にて蚤の市あり」 フランスでは週末になると、大都市、寂れた村など町の規模は関係なく、どこかしらで蚤の市が開かれるという話は前々から聞いていたので、期待を胸にいざ。 観光用の地図にすら載らない程の小さな村に無事たどり着けるか心配ではあったけれども、こういうときはわたしのナビがいつもの10倍くらい冴える(普段はやる気がない)。 現地に近づくにつれ、まわりはのどかな田園風景が広がるばかりのド田舎なのに、車の数が不自然に増えていく。 きたぞ、きたぞ、きたぞぉ~! ...話が長くなりそうな気配を感じて 書く気がすでに失せ始めているので、さっさと物の話に移ります(笑)。 More ![]() こないだ買った裁縫箱と少しずつ買いためている裁縫道具。 自分の仕事に関係するものなので、古い布地やボタンにはいつも目を光らせているのだけれど これがなかなか見つからなくて、やっと見つけたアンティークボタンやアンティーク布地は 結局使うのが惜しくなってコレクションと化している次第...。 さて、写真の裁縫箱。 だいたいなじみの蚤の市には壊れたものがいっぱいで、「あ、これいいな!」なんて思っても どこかしら壊れていることが多いのだけれど、これはこのまま使えそうなコンディション。 だからと言って、新品のように多少荒く扱ってもへっちゃら、というレベルでもない。 脚が華奢な作りなので、これがまだ新しかった何十年も前ですら手荒には扱えなかったはず。多分。 よくぞ無事に生き残ってくれたものだなぁ...としげしげ眺める前にやらねばならないことがひとつ。 写真をよくみると気づかれるかもしれないけれど、表面に無数の穴が。まずこの穴に、worm killer を注射していく。 仕事場をシェアしている女性2人は家具のレストアをしているので、しょっちゅう「注射」しているのだけれど 注射後、この穴の処理で最近頭を悩ませている。 フランス人のEさんによると、フランスではこの穴も歴史の一部なので、このままがいいという人が多いのだそうだ。塞がないで残す。 われらの仕事場にはスペイン人はいないけれど、スペインではどうも塞いだほうが喜ばれるらしい。 穴は残したいが、残したら売れにくくなる???でも、みすみす歴史の一部を塞いでしまうなんて残念!悩む英・仏出身のご両人...。 古い家具の場合、この虫食いがないものって、ほとんどないように思う。 日本でだったらどうでしょう。 眠くてこれ以上書けません。これにて裁縫道具の巻、おわり。
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